川崎区 新年度事業スタート 独自の90周年記念催しも
川崎区は4月1日から新年度事業をスタートさせる。7区の中で唯一、区独自による市制90周年記念イベントを行うほか、子育て支援、昨秋オープンした「東海道かわさき宿交流館」の集客に結び付ける取り組みなどを展開する。
市制90周年記念イベントは、市が7月1日にミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で開催する記念式典とは別物。「川崎市の歴史は同時に川崎区の歴史でもある」(区幹部)との考えから区独自の記念催しを実施することになった。秋口の開催を検討し、区民が制作した絵画などを飾ることを検討しているという。
福田市長が掲げる「子どもたちの笑顔」が輝くまちの実現に向けた取り組みでは、大島▽藤崎▽東小田――の3保育園で市民向けの離乳食講座や読み聞かせなどを行う。また、就学前の子育てを行う親たちの悩みに共通点があることから子育てのヒント集を1年かけて作り、来年度の発行に向けた準備にも着手する。
本町に昨秋開館した東海道かわさき宿交流館への取り組みも強化する。同館に一度訪れた人に二度、三度足を運んでもらおうと、館内の催しを充実させる。旧東海道にフラッグなどを昨年度に引き続いて掲出、東京電力が設置するトランスボックスにも浮世絵のラッピングを施し、町のにぎわいを演出する。
川崎区の道路維持補修や公園緑地の維持管理などを含めた今年度の予算は9億9250万円でこのうち約6686万円を地域課題対応事業に充てる。
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5月3日
4月26日