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味の素 4月に見学施設オープン 年6万人受け入れ目指す

経済

掲載号:2014年7月18日号

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 味の素(東京都中央区/伊藤雅俊社長)が7月4日、京急大師線・鈴木町駅近くに見学施設を新設することを発表した。年間6万人の見学者受け入れを目指し、同社のファン拡大につなげたい考え。総事業費は約14億5000万円。8月に着工し、来年4月の稼働開始を予定している。

 施設設置の背景には、見学希望者数の増加がある。1997年には5324人だった同社川崎工場の見学者数は、近年の工場見学ブームの影響や、07年の「ほんだし」の新工場完成による受け入れ定員の増加を受けて急増。11年には過去最高の3万4225人にまで達した。

 昨年の川崎工場の見学者数は3万1070人。今年もすでに9月までの見学日程が埋まっている。

 展示や見学者への説明に、工場内や別棟の会議室などを使用している現在の状況には受け入れ態勢に限界があり、見学者の希望する日程に添えない状況が続いていた。

 見学施設は鉄骨2階建てで、延べ床面積は約2400平方メートル。社会科見学に訪れる小学生や30代から40代の親子らをメーンターゲットとし、年間6万人の受け入れを目指す。

「親しまれる工場に」

 見学施設は、これまで通り予約制で入場無料。同社の歴史やうま味調味料「味の素」の製造工程について学べるジオラマ、同社の製品が自然のものからつくられていることを紹介するシアターを設置する。「ほんだし」工場の見学も今まで通り見学コースに組み込まれる。

 また、川崎工場周辺の大型マンションの建設や若い世代の住民の増加を背景に、敷地内に認可保育所とカフェを誘致。将来的にはこれらの施設と連携し、新施設で定期的な親子料理教室などを開催する予定だ。

 1914年に開設された川崎工場は、同社では現存する最古の工場。現在は主力商品「味の素」や「ほんだし」「CookDo」などを製造している。

 同社広報部は「創立100周年を機に、地域のみなさまにより親しまれる工場を目指していきます」と話している。

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