川崎区・幸区版 掲載号:2015年3月13日号 エリアトップへ

市教委 ダイヤルSOS開設 事件の教訓どう生かすか

掲載号:2015年3月13日号

  • LINE
  • hatena

気付いたら誰でも相談

 市内の中学1年生が殺害された事件を受け、川崎市教育委員会は9日、市内の小中高生に関するトラブルを電話で通報、相談できる「ダイヤルSOS」を開設した。今回の事件では、子どもを取り巻く異変やそのサインに周囲の大人が適切に対応できなかったことが課題の一つとされている。事件の教訓はどう生かされるのか――。

 市教委はこれまでも「教育相談室」や「電話相談ホットライン」などの複数の電話相談窓口を開設していた。それでも今回の事件は防げなかった。

 今回開設した「ダイヤルSOS」は既存の相談窓口の名称を改め、小中学生本人や保護者だけに限らず、いじめや暴力行為、人間関係の異変に気付いた人なら誰でも電話できるように間口を広げた。「近所で暴行を受けた子どもを見かけた」「友達がいじめられている」といった緊急性の高い内容を迅速に把握することが目的という。

 市教委の担当者は「警察や消防に相談するレベルではないけれど、誰かに伝えたほうがよさそうと子どもが感じているケースがある。そういった声を届けてほしい」と話す。

 相談者が安心して相談できるよう匿名性にも配慮し、内容によっては学校や警察、児童相談所などと連携して対応するとしている。

 ただ、開設されるのは、平日の午前9時30分から午後5時まで。暴行の通報があってもすぐに警察に通報することはないという。緊急性が高いと判断する基準や具体的な連携体制は今後検討するとしており、運用上の課題が残る。具体的な情報管理についても今後、検証委員会で議論して検討していくという。

 市立中学校のある女性教諭は「(これまでの)電話相談の番号を知っている生徒は少ない」と実情を指摘する。「相談窓口は必要だが、普段からの生徒との信頼関係づくりが大切。悩みや気になることを打ち明けられる大人が近くにいられるような環境づくりに取り組めれば」と話していた。

 市教委は「外部機関と連携するかはケースバイケースで対応する。緊急性の高い情報をいち早くキャッチし、各機関との連携を深めていく」としている。今後、全市立学校に「ダイヤルSOS」の案内チラシを配布し周知を図るという。

 「ダイヤルSOS」の受付時間は平日午前9時30分から午後5時まで。電話番号は044・200・3288。このほか、24時間電話相談(いじめ相談ダイヤル/【電話】044・522・3293)もある。
 

川崎市川崎区のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://www.daviusliving.jp

<PR>

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

小倉3部作で地域活性

商店街PRソング

小倉3部作で地域活性 社会

第1弾は6月5日披露

5月20日号

待機児童2年連続ゼロ

川崎市

待機児童2年連続ゼロ 社会

保留は4年連続減少

5月20日号

ヘイトクライム対策要望

ヘイトクライム対策要望 社会

ふれあい館館長ら、古川法相に

5月13日号

100周年へ会員増に意欲

沖縄県人会金城会長

100周年へ会員増に意欲 文化

運動、ライブなど交流事業再開へ

5月13日号

新しい福祉拠点始動

川崎区桜本

新しい福祉拠点始動 社会

「みんなの家」 孤立、貧困対策

5月6日号

防災訓練、若手参加へ一手

幸区

防災訓練、若手参加へ一手 社会

親子向け宿泊体験

5月6日号

あっとほーむデスク

  • あっとほーむデスク

    1月21日0:00更新

  • 6月26日0:00更新

  • 6月19日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2022年5月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook