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川崎区・幸区版 公開:2016年3月4日 エリアトップへ

企業や市民団体など 地域でできること考える 空き店舗の活用など

社会

公開:2016年3月4日

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アイデアを模造紙に書く参加者
アイデアを模造紙に書く参加者

 区内の企業や市民団体の意見をまちづくりに活かす「企業市民カフェ」が先月26日、東海道かわさき宿交流館で開かれた。

 区内企業や市民団体、行政職員らで組織する川崎区企業市民交流事業推進委員や区内で活動する団体などの36人が参加した。川崎区役所が取り組む企業市民交流事業の一環で、同事業は95年から実施されている。区では区内で操業する企業を一市民として「企業市民」と定義。同委員会ではこれまで、川崎区内の魅力を取り上げた宝物ガイドマップの作成や、区内を巡るバスツアーなどを企画し実現してきた。

 カフェでは趣味や関心の近い人7、8人で1チームを編成し、地域課題を出し合った。その後、自分たちの得意分野での解決策を考えた。

 男女の出会いがあまりないといった課題に対して、「おいしいお店を知っている」「ハイキングが趣味」といった参加者の強みを活かして、飲食店を紹介するガイドマップの作成や婚活イベントを開こうといった意見が挙がった。また、子どもの集まる場所がないので、空き店舗などを利用して高齢者が見守り役になり、子どもの居場所をつくるアイデアや、企業が場所を提供して子どものサッカー大会を開くといった意見も出た。

 参加した味の素(株)川崎事業所の佐藤信雄総務部・エリア管理部課長は「様々な面からのアイデアを出すことは新鮮な取り組みだった。(同委員会で)動き始めるきっかけになったのでは」と語る。

 区担当者は「今回は企業参加者も一個人として発言してもらった。今後も委員会などを通じて、企業の視点に立った意見も積極的に発言してもらえたら」と話す。

 今回挙がったアイデアは4月以降、同委員会で実現の方法を検討していく。

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