川崎区・幸区版 掲載号:2016年3月18日号 エリアトップへ

“リノベ”で「まち活性」へ 官民がアイデア交換

社会

掲載号:2016年3月18日号

  • LINE
  • hatena
意見を書き込む参加者
意見を書き込む参加者

 既存の建物を改築し、まちづくりの活性などに役立てる「リノベーション」を学ぶ学習会が8日、小川町のホテルで行われた。参加した市職員と市民約60人がアイデアを出し合った。

 リノベーションは、既存の建物に新たな付加価値を付けて再資源化すること。工事費などが圧縮できるとして全国的に注目されており、空き住居や空きビル対策などに活用されている。今回、市が主催した学習会は、リノベーションがまちづくりに活かされた例があることから、川崎市でリノベーションの可能性を探ろうと、ワークショップ等を開いている「こすぎの大学」の協力を得て開催した。

 イベント導入の学習会では、市職員が市内の空き家や空きビルの現状、他都市におけるリノベーションの事例を紹介した。北九州市ではリノベーションによって、新規雇用の創出や商店街のにぎわいにつながっていることが示された。

 また、昨年9月に小川町の空きビルをリノベーションしたホテル「ON THE MARKS」の支配人、吉岡明治さんも同ホテルでの取り組みを講演。同ホテルは主に訪日外国人をターゲットに、川崎らしさをアピールしようと、川崎にちなんだクラフトビールなどを提供するレストランを開設したり、「音楽のまち・かわさき」を活かす試みとしてラウンジを設け、ヘッドホンを付けた鷲の絵などを壁に描いたことなどを紹介した。「かわさきをリノベする」をテーマに、様々なアイデアを出し合う意見交換では、参加者から「どこに空き家や空きビルがあるか市民が知ることが必要」「ビルの屋上を開放して花火大会を見たい」「空き家でキャンプがしたい」といった声が挙がった。

 川崎市では、2030年までは人口の増加を見込んでいるが、その後は減少することが想定されている。総務省統計局の調査によると、住宅空き家率の全国平均は13・5%(2013年時点)。川崎市内では10・4%。市内では近年、空きビル等がワンルームマンションや駐車場などに転換される事例も増えている。市では人口減や六本木や品川など他都市の再開発に伴って、空き家や空きビルが増加すると見込んでおり、市民や企業の流出は油断できないとしている。

 市担当者は「行政と民間が交流することで、まちの活性化に一歩踏み出す関係づくりができたのでは」と話す。市では、今後も他のテーマで学習会を継続していきたいとしている。

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

「出穂(しゅっすい)」で連携 5年目へ

川崎の地酒

「出穂(しゅっすい)」で連携 5年目へ 社会

実行委、広い水田を検討

8月12日号

民間移行へ対応模索

市立中学部活動

民間移行へ対応模索 教育

休日中心に2月まで試行

8月12日号

身近な危険箇所確認

田島地区

身近な危険箇所確認 社会

「安全マップ」作りで異世代交流

8月5日号

環境型ゴルフティー開発

東京国際大大学生

環境型ゴルフティー開発 経済

多摩川堤防刈草を使用

8月5日号

LGBTQ本を総編集

協同病院吉田医師

LGBTQ本を総編集 社会

医療者へ「学びに役立てて」

7月29日号

ゲームで「孤立」学ぶ

ゲームで「孤立」学ぶ 社会

8月8日 新川崎タウンカフェで

7月29日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • あっとほーむデスク

    1月21日0:00更新

  • 6月26日0:00更新

  • 6月19日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2022年8月12日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook