中島にある市立川崎高校定時制軟式野球部が「もう一つの甲子園」といわれる「第63回全国高等学校定時制通信制軟式野球選手権大会」(8月14日から17日 神宮球場)初出場にあと1勝と迫った。決勝戦はあさって19日(日)、サーティーフォー相模原球場で行われ、全国常連の強豪校・横浜市立戸塚高校との対戦に臨む。
「もう一つの甲子園」への出場をかけた市立川崎高校の県大会決勝戦進出は2年連続だ。
前回は1点差で惜しくも涙をのんだことから、選手たちは1年間、悔しさを噛みしめ大会に備えた。合言葉は「3度目の正直」。高橋正太郎教諭が監督に就任した2010年以降、秋季大会を含め、県大会の決勝進出はこれで3度目だが、優勝経験はない。選手たちは学業と仕事を両立させながら夜9時からの通常練習に勤しんでいるが、今回は大会に向けて朝練にも自主的にも取り組んだ。チームはマネージャーを含む15人の部員をエース・平中陸君、キャプテンでショートの中村海成君、センター森下幸陽君、キャッチャー内野郁夫君の4人が中心となってまとめたという。
5月8日から始まった県予選では1回戦で横須賀総合高校を11対1で下し、準々決勝の川崎総合科学・商業高校を6対5、準決勝の橘高校を9対2で退けた。
対戦校は強豪・市立戸塚高
決勝の対戦校・横浜市立戸塚高校は5年連続出場の強豪校。高橋監督は「本校にとっては昨年のリベンジとなる相手だが、川崎市内の定時制学校にとっても因縁の相手」だという。監督によると、この5年間、決勝戦は市内の高校が戸塚高校に挑み続けているが、いずれも全国出場を阻まれているという。「市立戸塚高校に勝つことは川崎の悲願でもある。夢舞台に立てるように頑張りたい」と力を込める。
試合はサーティーフォー相模原球場で午後0時30分から行われる。
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