厚生常任委員会委員長 就任にあたって 県政報告 県内公立高校共通選抜18年度から急病生徒の追試を実施 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
このほど、平成30年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜の日程が発表されました。このなかで、共通選抜の学力検査(高校入試)について、インフルエンザにかかっているなどの事情で当日試験会場に来られない受験生のための追試験の日程が初めて設けられました。これまで神奈川県では、インフルエンザ等に罹患している受験生は、別室で受験できるよう配慮されてきました。
国・県・市の議員の連携でつかんだ実績
しかし、昨年2月、インフルエンザにかかり、別室受験していた生徒が、母親と死亡していたのが見つかり、試験が上手くいかなかったと落ち込んでいたことから、心中の可能性もあるとみられています。二度とこんな悲しい事件を引き起こしてはならないと、公明党神奈川県本部の議員間で連携し、神奈川県、横浜市、川崎市の議会で取り上げ、急病の受験生への配慮を求めてきました。しかし、試験問題、試験会場など公平性を担保するのが困難であるとして、なかなか進展しませんでした。そこで、国会議員とも連携し、国でも主張を展開。昨年10月には、文部科学省から受験生急病時の「特段の配慮」を求める通知が都道府県に発出されました。
私もこれまで繰り返し、急病の受験生のための追試験の実施を神奈川県議会で求めてまいりましたが、本年3月の文教常任委員会でようやく前向きな答弁を引き出すことができました。
追試験の詳細も決定
追検査(追試験)は2月20日。インフルエンザの罹患等、やむを得ない事情により受験できなかった志願者を対象とします。医師の診断書等とともに在学(または出身)中学の校長から志願先の高校へ追検査受検願を提出します。提出日は2月14日及び15日。
なお、平成30年度の公立高等学校 共通選抜(高校入試)の募集期間は1月29日〜31日、学力検査は2月14日です。
公明党神奈川県議団では第2回定例会代表質問で、追試験の詳細を早急に決定し、県内中学校に周知するよう求めました。また、インフルエンザだけでなく、他の疾患やケガについても対応するよう要望しました。人生における最初の挑戦とも言える高校入試。今回の決定が受験生の応援になればうれしいです。
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5月3日
4月26日