幸区の幸市民館で子どもたちが楽しく遊べる場所づくりを目的としたイベント「市民館ジャック」が15日、開催された。主催は幸区地域教育会議(大塚謙一郎議長)と川崎市教育委員会。
当日の市民館はコマ回しなどの昔遊び体験、救命救急体験、バルーンアート教室、プログラミング教室、迷路、ボッチャ体験などが玄関ロビー、会議室、体育室などいたるところで催され、ホールではダンスや和太鼓演奏などが披露された。
どのコーナーも子どもたちで賑わい、文字通り市民館を子どもたちでジャックしたようだった。
同イベントは地域教育会議の幸区での子ども会議のグループ討論であがった「学区を超えた地域の交流の場があったらいい」という声を実現させたもので今年が4回目。
企画運営は幸区地域教育会議が行っているが、当日子どもスタッフとして32人、準備段階から企画スタッフとして小学生1人、中学生3人、高校生5人が参加し、子どもたちも活躍している。
企画スタッフの蝦名海羽(みう)さん(中2)は「去年、当日スタッフでやりづらいと思っていたことを企画からやることで、反省をいかしてやりやすくできた」、家根(やね)梨央さん(中2)は「当日スタッフに教えるなど大変だがやりがいがある」、斉藤拓心(たくみ)君(小6)は「企画してみたいと思っていた迷路が実現できてよかった」とそれぞれ感想を話した。
イベントの規模が大きくなり、従来メンバーでは足りず、今年は幸区PTA協議会、市立看護短大などにも協力を仰いだ。
大塚さんは「今年初めて、企画スタッフに子どもが入るなど、続けてきて発展はしている。ただ、同じことの継続でいいのかという思いもある。今は大人がリードしているが、いずれは子どもがメインで、大人はサポートだけという風にしたい」と思いを語った。
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