川崎区田島地区最大の秋祭り「日本のまつり」があさって18日(日)、桜本商店街で開催される。今年も多文化共生のまちらしい、様々なイベントが目白押し。祭りを盛り上げようと、関係者は心を一つに準備を進めている。
商店主たちは「日本のまつり」に、多文化共生への思いを込める。「桜本のある田島地区には日本人もいれば、外国人もいる。障害のある人だって住んでいる。そういう人たちがここ、日本の桜本商店街で一体となって楽しむイベント、それが『日本のまつり』だよ」。渡辺正同商店街理事長はそう解説する。33回目を迎える今年も日本文化、外国文化が楽しめるイベントが目白押しだ。
開催当日は、大島橘太鼓「鼓友」の力強い和太鼓演奏で幕開け。商店街通りでは勇壮な櫻友会神輿練りや「ラッセーラ」の掛け声で跳ね上がる青森ねぶたのパレードが祭りを盛り上げる。韓国・朝鮮の農楽「プンムルノリ」は、100人近くの人が民族衣装を身につけ、チャンゴなどの打楽器を手にしながら商店街をパレードする。
屋台では本格的な東南アジア、南米料理、コリアフードが味わえる。
今年は子ども向けイベントスペースを開設し、「ブツブツ交換」を実施。自宅に眠る誰かに使ってもらいたいおもちゃなどの品を持ち込こむと、ポイントがもらえ、それをもとに、昔遊びや飲食などが楽しめる。持ち込むものがなくても、手伝いなどでポイントが付与されるので「気軽に足を運んでほしい」と同商店街は呼びかける。
人気のミニ動物園やサッカーJ1でリーグ戦2連覇した川崎フロンターレのアトラクション、将棋コーナーも健在。
ステージでは、地元に根強い人気の「ブラックシーサー」や「ザ・のんべーず」のステージ、アイヌや沖縄に伝わる民族楽器の演奏、世界一のブレイクダンス集団によるパフォーマンスなどが繰り広げられる。
17日は大売出し「昭和価格で」
まつり前日の17日(土)には商店街恒例の大売り出しを実施。「30年前の価格に挑戦」と銘打ち、商店主たちがこの日のために仕入れた商品を「昭和価格」で販売。午後2時からは参加店一斉に目玉商品を衝撃価格で販売。参加店は、白い九福神のぼり旗が目印。
問い合わせは同商店街(【電話】044・266・1307)。
【中面に30年前価格詳報】
川崎区・幸区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|