市政報告 自然災害からの復旧、予め予算化を 川崎市議会議員(川崎区)みらい川崎市議会議員団 林としお
千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号は、川崎市内にも大きな被害の爪痕を残しました。川崎市によると、9月26日時点で公園緑地の樹木の倒木や枝折れなどが約1500本あり、生田緑地では倒木によるパーゴラ(日陰棚)が倒壊。また、約470本の街路樹の倒木や枝折れが確認され、川崎区内では停電や浸水被害が多数報告されました。被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。
先月26日の川崎市議会まちづくり分科会で市は、被害復旧にあたっての予算確保に向け、 緊急性を要するものは予備費や予算の流用、それ以外のものは補正予算で計上して対応すると述べました。必要な予算措置が図られるよう引き続き注視してまいります。
これに先立ち、私は昨年10月の台風24号での被害復旧経費について質問しました。市によると、被害復旧のため約2億7054万円を支出。このうち、補正予算が2175万円、予備費での対応が9705万円、交付金の認承減等により留保されていた予算等の流用による対応が約1億4209万円、当初予算での対応が965万円だったことが報告されました。
今回の台風15号、昨年の台風24号と近年の自然災害による市の被害状況を踏まえると、被害復旧のための予算化を来年度からでも実施すべきではないでしょうか。
街路樹管理のあり方議論を
また、街路樹の管理のあり方についても質問しました。市は樹木の状況を確認するためのパトロールや専門家による健全度診断を実施し、台風などによる被害の軽減を図っています。しかしながら、倒木したら、住宅などに被害を及ぼすことが想定される樹木は伐採していくといった対応等も今後は議論していくべきだと考えます。
|
|
|
|
|
|
5月3日
4月26日