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川崎球場遺構 文化財登録へ一歩前進 市議会が趣旨採択

文化

掲載号:2020年2月14日号

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川崎球場時代から残る外野フェンスと照明塔(上)。フェンスには当時の企業名がうっすら残る
川崎球場時代から残る外野フェンスと照明塔(上)。フェンスには当時の企業名がうっすら残る

 富士通スタジアム川崎に残る川崎球場時代の遺構の市文化財登録を求めた請願審査が今月6日、市議会まちづくり委員会で行われ、全会一致で趣旨採択された。

 請願書は、フリーアナウンサーの松本秀夫さんが378人の署名を添えて昨年10月に提出。署名には王貞治さんや牛島和彦さんら野球関係者も名を連ねる。保存を求めているのは、外野フェンスと3基の照明塔。外野フェンスには広告を掲載していた企業名の跡が残り、照明塔は1963年に改修された当時、日本一の明るさを誇っていたという。一方、市では施設の老朽化を懸念。特に照明塔については錆が多く発生し、部材の一部に変形が見られるなど、劣化が進行していることから2021年度までをめどに新たな照明塔の設置をし、その後撤去する方針を示している。

 これに対して議員からは安全の確保に理解を示しつつも「風景自体が文化財」「市内外から保存を求める意思表明をくみ取るべき」「市の新たな観光施設として活用した方が良い」「スポーツ文化継承において重要なもの」「民間の知見のある人と知恵を出し合って価値を見出すことが必要」などと指摘。全会一致で採択され、今後、市議会定例会に諮られる。

 1952年に完成した川崎球場は、プロ野球・大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)やロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)が本拠地として使用。1992年までに約2500試合が行われ、王貞治選手の700号本塁打、張本勲選手の3千本安打などの記録が生まれている。1988年のロッテ対近鉄バファローズのダブルヘッダーは「10・19」として、プロ野球ファンの間で今も語り継がれている。 同球場の指定管理者の川崎フロンターレは2015年から川崎球場を懐古するイベントを毎年実施し、多くの野球ファンが訪れている。

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