プロとアマチュアの落語家が共演する「第55回・さいわい寄席」が4月25日(日)、幸文化センター(幸区戸手本町)で2年ぶりに開催される。主催する幸落語研究会代表の清流亭いしあたまさん(本名・深見政則さん 幸区古川町在住)は「こんな時期だからこそ、笑いを届けたい」と来場を呼び掛けている。
4月25日 幸文化センター
さいわい寄席は、いしあたまさんが「一度でいいからプロの真打ちと寄席で共演したい」という夢を実現するため、1994年に実施。あまりにも好評を博したことから毎年春と秋の年2回開催し、今年で28年目になる。2013年7月には「アマ・プロ共演寄席入場者数日本一」(日本一ネット)に認定された名物寄席だ。昨年は新型コロナウイルス禍による緊急事態宣言が発令され、直前に中止となり、秋も開くことができなかった。いしあたまさんのもとには毎回楽しみにしているファンから中止を残念がる声が寄せられた。
今回はプロ2席といしあたまさん門下生のアマチュア落語5席の計7席を予定。プロは女性初の真打ちで落語協会理事を務める三遊亭歌る多さんと二ツ目の林家なな子さんが高座に上がる。アマチュアは入門して6年ながら全国社会人落語大会に数回出演する風林亭飴治郎さんが泥棒噺の古典落語「転宅」を披露する。いしあたまさんは「プロの方の芸を間近で感じて(弟子の)技量向上につなげてもらいたい」とも語る。
感染対策を施しながら実施し、公演は1回だけとなる。開演は午後1時30分で開場は30分前から。入場無料。小学生以上なら観覧できる。問い合わせは、事務局の雀坊さん(【電話】044・555・3458)。
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