JR南武線「尻手駅」の改札脇に「消毒駅(液)」が5月から新たに開設されている。「安心して駅や電車を利用してほしい」との思いで、アルコール消毒液の前に手作りの駅看板を設置。先行して設置されている御茶ノ水駅の例を参考に、若手職員が手掛けた。
新駅「消毒駅」には尻手駅の改札に入る前、緑の窓口の脇で立ち寄ることができる。一つ前の停車駅は「対策」。消毒駅を過ぎると「習慣」にたどり着く。終着駅はもちろん「収束」だ。「新型コロナが1日も早く収束し、安心してご利用して頂けるよう考案した」と担当者は思いを語る。
アイデアはSNSなどでも話題となった御茶ノ水駅の取り組みから着想。設置を提案したのは尻手駅に勤務して3年目の関口元基さん(25)と入社1年目の佐藤星斗さん(22)。関口さんは「南武線のイメージで色を変えるなど工夫した」とこだわりを語る。
川崎市シティプロモーションが9月7日にツイッターに投稿した「消毒駅発見」のツイートにはリツイート324件、いいね1227件(10月1日時点)が付いている。関口さんは「写真を撮る人の姿もたびたび見かける。駅看板設置前は消毒液を遠慮がちに利用する人も多かったが、ハードルも下がったのでは」と効果を実感する。同駅助役の大内創さんは「駅を快適に利用していただくためにも、若手職員からのこうしたアイデアはありがたい。今後も積極的に取り組んでほしい」と期待を寄せた。
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