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「看護の心」広げたい

社会

掲載号:2022年5月6日号

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堀田彰恵会長
堀田彰恵会長

看護の日インタビュー

 5月12日の「看護の日」に合わせ、看護職の現状や課題について川崎市看護協会の堀田彰恵会長に話を聞いた。



 ―長引くコロナ下で看護の現場は

 「感染対策をしながらの仕事はやはり負担です。家庭に伺う訪問看護師らは、電車に乗らないなど自主規制をする方もいます。そんな中ですが、患者さんの心に寄り添う看護師の努力をよく耳にします。ある病院では、面会制限がある中、寝たきりの患者さんをベッドごと別室へ運び、ビニールシート越しですが家族との面会を行ったそうです。患者さんを思う配慮に感心しました」

 ―ニーズが多様化し人材確保が課題

 「病院をはじめ高齢者施設、保育所など看護師のニーズは多様です。特に地域完結型の医療体制では、訪問看護師は必要となります。川崎市は今年4月、看護大学を開学し人材確保と育成を強化しています。また資格があっても働いていない方も多いです。責任が重い仕事ですので、処遇改善が必要だと感じます」

 ―川崎市看護協会の役割について

 「私たちはスキルアップや未就業者の後押しとなるような復職支援の研修、離職防止の取り組みなどさまざまな活動を通じ、看護職が安心して働ける環境整備に寄与する取り組みを行っています。看護の『看』という漢字は『手』と『目』を書きます。目で観て、手でケアする。これは看護の原点で人が人を思いやる基本動作です。不安の多い今だからこそ、人の気持ちを思う『看護の心』を皆さんと共有できればうれしく思います」

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