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川崎区・幸区版 公開:2023年11月3日 エリアトップへ

荒れた里山を安全な森に 幼馴染2人が3年前から

社会

公開:2023年11月3日

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手作りで整備した竹の柵の前に立つ中島大助さん(右)と竹田一樹さん
手作りで整備した竹の柵の前に立つ中島大助さん(右)と竹田一樹さん

 幸区の夢見ヶ崎公園・動物公園がある「加瀬山」は、週末には多くの家族連れが訪れる人気スポットだ。その公園の北側、山の急斜面の整備を続けている男性2人組がいる。

 中島大助さん(42)と竹田一樹さん(同)の2人は、介護事業所に勤務しながら、市の生活支援コーディネーターを務めている。3年ほど前、相談者から裏山の木が倒れてきそうだと相談を受けた。見に行くと、そこは急斜面で整備がされず荒れ放題。倒木が散乱し排水溝は泥や木の根で詰まっていた。市に話をしたがなかなか進展せず、相談したのが、加瀬山の美化活動を行っているボランティア団体「さいわい加瀬山の会」。だが、同会では高齢者が多く北側は危険で整備が出来ず「お手上げ状態」とのこと。そこで一念発起。「自分たちでやってやろう」と会の一員として整備を買って出た。

 最初に手を付けたのがは東西に設置された排水溝の清掃。深さ60センチ以上詰まった泥をかき出し、木の根を切り取り水が流れるように。その長さは150メートル以上におよび、作業には1年かかった。その後も土砂崩れ防止柵を山に生える竹で手作りしたり、大きな倒木を安全のためのこぎりで切り分けるなど、週に1度ほど整備を続けている。

 2人は南加瀬で育った幼馴染。加瀬山は子どもの頃の遊び場だった。それだけに「きれいになっていくのがうれしかった」と、整備の経験は無かったが、ユーチューブやテレビ番組を参考に続けてきた。

 最近では近所の人から感謝の言葉を掛けられることもしばしば。「言葉を掛けられるのは有難い。2人なので少しずつですが、安全な山に整備していきたい」と抱負を語った。

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