子どもたちが仮想のまち(キッズタウン)で仕事を体験しながら、社会の仕組みを学ぶイベント「DAISHI☆にっこり☆とんとこタウン」 が3月2日、大師公園で開かれた。
地域の住民や企業などでつくる実行委員会が主催し、昨年に続いて2回目。子どもたちはキッズタウンに市民登録し、コンビニや消防署、ネイルサロン、新聞社など用意された17の仕事に挑戦。働いた後には「D」と呼ばれる通貨をもらい、通貨で税金を納めたり、買い物を楽しんだ。コンビニエンスストアで働いた小林千紗都さん(8)は「品出しや補充が楽しかった」と笑顔。石田杏さん(6)は「またやってみたい」と語った。市長を務めた村越夏光さん(12)は「大師公園の景色がいつもと違った。前回より仕事の数を増やすことができてよかった」と手応えを語った。
この取り組みは「キッズタウン」と呼ばれ、様々な仕事体験を通じて子どもたちのやりがいを育むことなどが目的。ドイツミュンヘンが発祥で日本では2002年千葉県佐倉市で始まり、現在は300以上の地域で行われている。川崎では「ミニたまゆり」「ミニかわさき」で実施され、とんとこタウンは3例目。キッズタウンの普及に取り組む田園調布学園大学子ども未来学科の番匠一雅教授(53)によると、「イベントを作り上げる過程で大人も手伝っていることから、こどもを中心とした地域ネットワークの活性にも一役買っているという。
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