紙芝居でエコ意識向上へ 幸区役所が作成 読み手は職員
幸区役所は子どもたちに環境への理解を深めてもらおうとオリジナルの環境紙芝居を作成した。今月21日には、幸区塚越の塚越保育園(佐藤ひろみ園長)の園庭で上演。園児たちは、物語りを通じ自然の大切さ等を学んだ。
紙芝居上演には、60人の園児らが集まった。自転車の後ろに上演台を乗せた、いわゆる紙芝居屋の自転車で区役所職員が登場すると、園児たちは歓声を上げた。
環境紙芝居のタイトルは「もしも地球がぼくだけのほしだったら」。ある男の子が地球を独り占めにして、地球環境が悪化していく夢を見ることで、自然の大切さを知り、環境問題にどのように取り組んでいくかというストーリー。園児たちは区役所職員が読む環境紙芝居に興味津々の様子で聞き入った。途中、「使っていない部屋の電気はどうするの?」などの質問に園児たちは「スイッチを切る」などと元気よく答えた。
加藤翔太くん(6)は、「環境紙芝居はおもしろかった。家でもちゃんとやりたい。帰ってお母さんにも教えてあげるの」と笑顔で話した。
この取り組みは幸区の「しあわせecoロジー事業」の一環で今回で2回目。「環境に優しい生活とは何か」を普段から考え、習慣付けてもらえるようにと幸区役所職員で考え昨年末に完成させた。
本木紀彰幸区長は、「エコへの意識をしっかりと生活に浸透させることが重要。地球環境は企業だけでなく、各家庭でできる小さなことからやっていかなくてはいけない。子どもたちに少しでも地球環境への意識を持ってもらえれば」と話した。
今後もこの紙芝居は、幸区内の保育園や幼稚園、小学校などでも順次行う。
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5月3日
4月26日