幸区「定住意向」でトップに かわさき市民アンケート
川崎市はこのほど、平成22年度第2回のかわさき市民アンケートの調査結果を発表した。これからも住み続けたいという「定住意向」では幸区が市内で一番高く、川崎区が6番目という結果になった。
調査は川崎市が市政運営や政策立案の参考資料とするために毎年2回実施している。今回は昨年10月から11月にかけて、市内在住の満20歳以上の男女3000人(外国人を含む)を対象に行われた。有効回収数は1580件(有効回収率52・7%)。
調査項目は「定住状況」や「生活環境の評価」、「市政に対する評価と要望」など市民の生活意識や行政に対する意識についての9つ。
定住状況について居住年数を各区別にみると、居住年数が20年以上の長期居住者が最も多かったのが幸区の40・0%で、川崎区は34・2%で4番目。全市では33・8%だった。
これからも住み続けたいという「定住意向」については幸区が73・5%で最も多く、次いで中原区の72・5%、麻生区の71・4%が7割を超えた。幸区は平成19年度の調査以降、「これからも住み続けたい」が7割を越えている。川崎区は62・9%で市内では多摩区の62・6%に続き、2番目に低い結果となった。
市内全体の生活環境の満足度について項目別に見ると「買い物の便利さ」と「通勤・通学の便利さ」に関する満足度が高く、「満足している」「まあ満足している」と答えた人を合わせると70・5%で最も多かった。一方、満足度が低かったのは「風紀上、防犯上の安心感」(50・2%)、「休日、夜間などの救急医療体制の充実度」(43・2%)、「空気や川、海のきれいさ」(47・1%)だった。
市内の公共施設や商業施設の利用率については、最も高かったのが「図書館の利用」(59・8%)。次いで「レストランでの飲食」(56・4%)、「観劇や映画鑑賞」(45・2%)と続いた。利用率が低かったのは「遊園地や動物園等のレジャーでの行楽」(6・4%)、「美術館・博物館の利用」(4・2%)だった。
調査結果の概要版については各区役所、支所市政資料コーナー、図書館で配布される。
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5月3日
4月26日