川崎市議会 広報用DVDを制作 県内で初「審議もっと身近に」
川崎市議会が議会の活動や仕組みを紹介する広報用DVD「市議会のしくみ」をこのほど制作した。動画やアニメを盛り込み、傍聴者だけでなく学校などへも配布。幅広い層へのPRを展開していく方針だという。
このDVDは平成21年7月に施行された議会基本条例に基づく広報充実の一環として制作された。
約18分のDVDには▼市議会とは?▼市議会の役割▼議場案内▼市議会の活動と進み方(本会議・委員会)▼具体的な事例▼市議会の活動内容を知るにはの内容が盛り込まれた。
写真やイラスト、アニメーションを多用し、小中学生にも分かる内容に仕上げた。初回制作は800枚。議会の団体傍聴者や議場見学者への説明に活用するほか、市内の小中高等学校、特別支援学校、市内の公立図書館などに配布する。議会局広報では「アニメなどを用い、親しみやすく工夫した。議会のしくみを知って、市民生活に密着した議会をもっと身近に感じてもらえれば」と話している。今後はDVDの内容をホームページ上に公開していく方針だという。
議会活動やしくみを市民に周知する目的でDVDが制作されるのは、神奈川県内では初めて。政令指定都市ではさいたま市、京都市に次いで3例目だという。
このDVDを教育現場で活用してもらおうと、同市議会の大島明議長と岩崎善幸副議長は今月3日、渡邊直美教育長にDVDを手渡した。
大島議長が「次世代を担う子どもたちに興味を持ってもらえれば」と話すと、渡邊教育長は「学校でも議会について勉強はするが、議会を身近に感じられる教材はなかったので、地元の市議会のしくみがわかるDVDは非常にありがたい。ぜひ活用していきたい」と応えた。
議会の「見える化」ホームページ上でも
同市議会は今月から、ホームページ上で主な施策に対する審議内容の公開を始めた。市民の関心が高いテーマを選び、質問と答弁を掲載。議員が市民の意見を市政に反映させるためどのような議論を展開したかに加え、川崎市がどのように取り組んだのかを詳細に記した。
詳細は川崎市議会議会局【電話】044・200・3364(DVD)【電話】044・200・3375(HP)へ。
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5月3日
4月26日