川崎競馬場に商業施設 閉鎖中の3号スタ跡地に
川崎競馬場(川崎区富士見)の老朽化した3号スタンドを解体し、跡地に商業地を作ることを、同施設を所有するよみうりランドがこのほど発表した。10から20の店舗が入居する予定。15年夏頃の竣工を目指している。
川崎競馬場によると昨年度の来場者はおよそ約34万人。川崎記念など話題のレースでは1万数千人が訪れているというが、インターネットの普及や娯楽の多様化で年々来場者は減少している。
3号スタンドは1967年に建設。老朽化のため2011年から閉鎖しているが、国道409号に隣接する好立地なことから同施設を所有するよみうりランドが商業施設を建設することを決めた。同社では「これまで競馬にふれることがなかった人にも、親しむきっかけになってもらえれば」と話している。
商業施設の敷地面積は1万2100平方メートルで延床面積は3万220平方メートル。地上5階建てで、1階から3階まではテナントが入り、4階から最上階までは440台収容の駐車場として使われる。年間利用者は約300万人を見込む。解体から建設までの費用は約40億円で建設後は、東急不動産が一括して借り上げて、テナント誘致や施設運営を行う。
東急不動産によると、具体的なテナントは現段階では未定。ファミリー層をターゲットに、ニーズを汲み取りながら、ファッション関連やスーパーマーケットなど日常的に利用されるような店舗を10から20誘致していくという。
解体は今年12月からはじまり、竣工は15年夏頃を予定している。
|
|
|
|
|
|
5月3日
4月26日