市ホームレス実態調査 前回比微減の527人 減少割合は鈍化傾向
川崎市は2013年1月に実施した「ホームレスの実態に関する全国調査」の結果をこのほど発表した。
今回の調査で確認された市内におけるホームレスは527人。前回調査の543人から16人減少となった。1038人確認された10年前に比べほぼ半減。しかし、近年減少の割合が鈍化しているという。
市によるとホームレスの居住場所は河川敷が最も多く約43%を占める。次いで、都市公園16・3%、道路10・6%、駅舎1・5%。前年に比べ河川敷と道路の割合が増加。管理の厳しい都市公園や駅舎からの流入が考えられるという。
ホームレスの半数近くが再野宿者。また、高齢化・長期化が進む一方で、若年層の増加も問題となっている。
市では第3期の自立支援事業を4月から実施。常時市内のホームレスの状況を把握していくとともに、社会復帰を支援する自立支援センター事業を拡充。自立退去者が再び野宿生活に戻ることを防止するためのアフターケア事業も新しく始めている。
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5月17日
5月10日