市政報告 「地域美化で犯罪抑止を」 川崎市議会議員 ためや義隆
地元の方と様々な意見交換をしておりますが、放置自転車の対応についての相談が多々あります。川崎区は残念な事に自転車の盗難が非常に多いため、当然それを乗り捨てた放置自転車も多く発生してしまいます。また、放置自転車1台あたりの撤去保管料に、約5千円の公費がかかっている事も指摘します(平成24年度決算より)。自転車には二重ロック等で、自衛を心掛けてください。
「割れ窓理論」という有名な環境犯罪学のテーマがあります。要約すると、『【1】窓の割れを放置すると、地域への関心が薄いと思われ、犯罪が起きやすい環境となる→【2】ゴミのポイ捨てなどの増加→【3】住民モラル低下、地域の振興、防犯意識の低下→【4】さらなる環境悪化→【5】結果、犯罪が多発』といった、ちょっとしたきっかけからの負の連鎖ともいうべき現象です。
これを未然に防ぐには、町の美化活動も効果があります。地域の方々で、美化活動や「花とみどりの会」といった有志での公園の花壇の管理といった活動も行われています。こうした地域の「美化活動を進める=割れ窓を塞いでいく」という事は、前述のように犯罪の温床を未然に潰していく、抑止効果に確実に繋がります。地域自治会や共助の力が必要でもあります。私も議員である前に、地域社会の一員として協力していきたいと思っております。
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5月3日
4月26日