国交省は、羽田空港を発着する国際線の増便のために示した新ルート案の住民向け説明会を今月下旬からミューザ川崎と川崎区役所大師支所で実施する。
説明会は新しい経路の上空を通過する川崎市をはじめとした自治体15地域16会場で今月21日から開かれている。「オープンハウス型」と呼ばれる手法で行われ、パネル展示や映像などを交えながら羽田空港を発着する国際線の新ルートや実現方策などを紹介。国交省職員が来場者の質問や意見に応じる。
国交省が検討する新ルートのうち、羽田から川崎方面に離陸する経路は、殿町上空付近を左旋回して臨海部のコンビナート地帯の上空を低高度で飛ぶ。
新ルート案をめぐっては、騒音や振動に対する心配や安全面の懸念などが指摘されている。国交省は「豊かな暮らしを子や孫の代に引き継いでくために羽田空港の国際線の増便を考えている。説明会を通じて実現の方策などの背景を知っていただいた上で様々な懸念や意見を伺いたい」としている。
説明会はミューザ川崎2階オフィス棟ロビー会場が7月26日(日)午前10時から午後6時、27日(月)から29日(水)は正午から午後8時▽川崎区役所大師支所2階会議室会場が8月2日(日)の午前10時から午後6時、3日(月)と4日(火)は正午から午後8時まで開かれる。大師支所は今月29日(水)から31日(金)まで説明会に先立ち、パネル展示が行われる。
国交省では説明会のほか特設ページ(http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/)を設けて意見を受け付けている。説明会に関する問い合わせは専用ダイヤル0570・001・160。
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