神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2015年11月6日 エリアトップへ

市内ミュージカル団 「生きる」テーマに公演 11月21日、教文で

文化

公開:2015年11月6日

  • LINE
  • hatena
本番に向け稽古に汗を流すメンバー。左が加地さん
本番に向け稽古に汗を流すメンバー。左が加地さん

 市内の子どもたちを集めたミュージカル団「かながわこどもミュージカル団」がこの夏立ち上がった。11月21日の教育文化会館での公演にむけて稽古に励み、「生きる」をテーマにした演目に挑む。

 「かながわこどもミュージカル団」は主に市内在住の5歳から19歳の子ども達8人で構成。中には不登校を経験し、フリースクールに通う子もいる。毎週土日、市内の公共施設などで稽古に取り組んでいる。「ミュージカルを通じて子ども達には練習での失敗や挫折を乗り越え、仲間と共に絆を深めてほしい」。そう語るのは主宰者の加地(かち)由美子さん(36)。

 都内の中学校でのスクールカウンセラーや子育てを行っていた加地さんは一時期、思うように子どもをサポートできず悩んでいた。加地さんは「子どもたちが持っているキラキラ、素晴らしさに気づき、命の力を引き出す」方法を模索する中、視覚障害や片耳の聴力障害がある演出家の田山翔一さんと出会った。「どのいのちも輝く存在であり、生きることを楽しむためにこの世に生まれてきた存在である」。そんな田山さんの言葉に感動し、全身を使って自分を表現することの楽しさと喜びの場を作ろうと、ミュージカル団の結成を決めた。

 公演するのは田山さん演出・脚本の『水のまもり人』。森に棲む生き物や泉が脅かされるというストーリー。生活の中で当たり前になっている水の大切さを伝え、人はどのように生きていくべきなのかを問いかけるメッセージが込められている。

 シナリオの完成後、9月に茨城県常総市で大規模な水害が発生した。加地さんの生まれ故郷でもあり、今回の災害を受けて、収益の一部を支援金に充てることにした。加地さんは1回限りの公演としつつ「舞台にかける子どもたちのありのままの姿を多くの人に見ていただければありがたい」と語る。

 公演は午後1時30分と午後6時30分の2回。チケットはホームページ(https://ssl.kokucheese.com/event/entry/341565/)か電話(【携帯電話】080・4884・1117)で受け付けている。前売券3000円、当日券3500円。小6生までは無料。定員は各回1000人。

 問い合わせは、同団(【携帯電話】080・4884・1117/【メール】kanagawakodomomusical@gmail.com)へ。
 

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

女性議員16人が連携

川崎市議会

女性議員16人が連携

課題共有し、政策提案へ

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

川崎区版SDC始動

川崎区版SDC始動

地域課題解決へ

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月19日

かこさんのプレート披露

幸区

かこさんのプレート披露

ゆかりの公園で活動紹介

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook