市政リポート 子どものむし歯予防へ小中学校にフッ化物洗口の導入を㊤ 川崎市議会議員 野田まさゆき 自民党
1970年スタート全国に急速に普及
12月議会では、川崎市内の市立小中学校における「フッ化物洗口」の導入について、質問に立ちました。
フッ化物洗口は、むし歯予防に効果のある適正濃度のフッ素の水溶液でブクブクうがいをする方法です。昭和45年に新潟県弥彦村の小学校で初めて開始。その後、洗口を実施している学校に通う児童生徒のむし歯(う蝕)予防に顕著な効果を示していることから歯科保健施策の一環として普及されてきました。平成15年には厚生労働省がフッ化物洗口のガイドラインを作成し、普及が加速しています。
川崎市では保育所や幼稚園で希望する施設への支援を行い、保育所では歯磨き指導の一環としてフッ化物洗口の励行を進めています。
88%の保護者小中での実施望む
昨年9月の代表質問で健康福祉局長が「永久歯の奥歯が生える頃から開始し、長期間継続することにより、確実な予防効果が得られる」と答弁。そうであるなら、小中学校での実施も重要であるはずです。川崎市歯科医師会では平成24年から26年にかけて、実施保育所23施設に通わせている保護者を対象にアンケートを実施したところ88%の保護者が小中学校での実施を希望していると回答しています。しかしながら、市は各校における給食後の歯磨きの実態すら全く把握していないといいます。
京都市では10年前から市内全市立小学校でフッ化物洗口の実施に取り組んでいます。教育委員会に歯科衛生士を常勤させるほどの徹底ぶりです。政令市で一番出生率が高い川崎市であるからこそ、小中学校での実施を考えるべきです。
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5月3日
4月26日