神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2018年1月19日 エリアトップへ

川崎市高齢者ケア 「在宅」強化 29施設増へ 介護保険法改正で新計画

社会

公開:2018年1月19日

  • LINE
  • hatena

 川崎市が先月公表した介護や医療に関する新計画案に、高齢者在宅ケア施設を29カ所増設することなどが盛り込まれた。4月施行の改正介護保険法に向け、市は高齢者の自立支援や要介護度の重度化予防に取り組み、地域で暮らしやすい仕組みづくりを進める方針だ。

 高齢者施策を総合的にまとめる「第7期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」は、川崎市が3年ごとに策定。第7期は2018年度から20年度までの3年間を計画期間としている。

 市内の高齢者人口は、17年10月時点で30万2000人を超え、5人に1人が65歳以上。第7期最終年度の20年度中には32万人を超え、高齢化率は21%に達する見込みだ。

 これを受け第7期計画には、在宅で介護や看護を行う「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」「小規模多機能型居宅介護」「看護小規模多機能型居宅介護」を計29カ所増設する内容が盛り込まれた。

 「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」では、新設される特別養護老人ホーム(特養)への併設や市有地の活用で20年度までに現状の21カ所から28カ所に増設。「小規模多機能型居宅介護」は48カ所から61カ所、「看護小規模多機能型居宅介護」は10カ所から19カ所に増やす想定で、介護付有料老人ホームへの併設も視野に入れていく。来年度施行の「改正介護保険法」で示された高齢者の「自立支援」「要介護度の重度化予防」の強化という政府の方針に沿って進めていく形だ。

 一方で、計画には特養の690床以上の増設も盛り込まれた。市担当者は「重度化した時に対応できるよう、ニーズにあわせた施設整備が必要。特養も一定数必要だが、地域で暮らし続ける仕組みを強化していく」として「地域居住」の推進を強調。市内特養のスタッフは「特養は入居に時間がかかるというイメージから、早めに申込む人が多く待機者数が増えている。特養に限らず、各施設の数が増えれば必要な人にサービスが届きやすい」と話す。

 市は3月末の計画策定を目指し、2月5日まで市民意見を募集している。

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

川崎区版SDC始動

川崎区版SDC始動

地域課題解決へ

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月19日

かこさんのプレート披露

幸区

かこさんのプレート披露

ゆかりの公園で活動紹介

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

誘客拡大のヒント探る

川崎商議所

誘客拡大のヒント探る

スポーツ、観光事業者が意見交換

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook