市政報告 中高生世代の集う場づくりを 川崎市議会議員(川崎区)みらい川崎市議会議員団林としお
青少年の指導、育成、保護、矯正に関する総合的な施策を立てるにあたり、必要な重要事項を調査審議する「川崎市青少年問題協議会」委員に市議会代表として今年4月に就任し、活動しています。同協議会は7月13日、第29期(2016年9月1日〜2018年8月31日)の意見具申書を市長に提出しました。
青少年を取り巻く課題には、青少年・子どもの居場所▽わくわくプラザ▽子どもの貧困▽青少年の自立支援▽世代間交流▽帰国子女や在日外国人を含むすべての子どもへの支援▽青少年の社会参加――などがあります。
第29期は中高生世代に焦点を当て「主体的に活躍できる中高生世代の育成〜地域づくりを通した多世代交流〜」をテーマに、話し合いを進めてまいりました。
中3生対象の「平成29年度全国学力・学習状況調査」によると、中高生世代は「地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がある」「人の役に立つ人間になりたい」と思う割合が高い反面、多世代とつながる機会がないということがわかりました。意見具申書では、そこで機会の創出を訴えました。機会さえ創出できれば【1】多世代交流体験により、ロールモデルを見いだし将来イメージが持てる【2】年少者との交流では年長者としての自信や責任感が確立されていく、と中高生世代の成長に多大な効果をもたらすというわけです。
その役割を果たすと期待されるのが「こども文化センター」ですが、コーディネーター役の充実や運営体制の見直しを進めることが急務です。また「老人いこいの家」の連携による多世代交流がモデル事業として進められていますが、子ども会と連携し、ジュニアリーダーを関わらせると、より効果的になると意見具申書では述べています。
将来を担う子どもや若者が「いきいき」と過ごすためにも多世代が集って交流する場や機会づくりは重要です。しっかりと取り組んでまいります。
|
|
|
|
|
|
5月17日
5月10日