サッカーJ1・川崎フロンターレ(川崎F)は今月10日、リーグ優勝を決め2連覇を達成した。洗足学園音楽大学ではパブリックビューイング(PV)が開かれ、1100人のサポーターが優勝の歓喜に浸った。一方、川崎市はスポーツ特別賞贈呈に向け、検討を始めた。
川崎Fはこの日、アウェイのヤンマースタジアム長居でセレッソ大阪と対戦。試合は1対2で敗れたものの、2位サンフレッチェ広島が黒星を喫したため、優勝が決まった。リーグ戦2連覇は、ヴェルディ川崎、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノス、サンフレッチェ広島に次ぐJリーグ史上5チーム目。Jリーグ元年にスタートした「オリジナル10」以外では、川崎Fが初となる。
市内では、フロンターレを応援しようと、洗足学園音楽大学(高津区)でPVが行われ、約1100人のサポーターが声援を送った。試合中は選手のプレーに一喜一憂。終盤には優勝を祈る姿も見られた。優勝が決まると一斉に青いテープが投げられ、セレモニーでシャーレを高々と掲げる光景が映し出されると歓喜の輪が広がった。中原区在住の田渕哲さんは「フロンターレのサッカーが面白く、応援していたので嬉しい」と喜んだ。
市、スポーツ特別賞贈呈へ
優勝を受け、川崎市は同クラブにスポーツ特別賞を贈る検討を始めた。リーグ戦2連覇という偉業を成し遂げたことを評価しているとみられる。正式に決まれば2年連続の受賞となる。対象は同クラブに加え、MVP(最優秀選手)が選出された場合、その選手も贈呈候補となる。
市によると、昨年は「多くの人に見守られる中で賞を贈りたい」という思いから優勝パレードで同賞を授与。こうしたことから今回も一部報道などで伝えられている川崎駅前での12月9日の優勝パレードの際に贈られるとみられる。
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