市政報告 塩浜3丁目周辺地区「水辺の拠点」について質問 川崎市議会議員(川崎区)みらい川崎市議会議員団 林としお
今月2日に行われた市議会一般質問で私は「水辺の拠点整備と入江崎水処理センター屋上の活用」について質問しました。
川崎市が示した塩浜3丁目周辺地区の土地利用計画等によると、旧塩浜物揚場を、護岸改修に合わせて「水辺の拠点」として、市民が運河を楽しみ、海と触れ合える親水の場へと利用転換を図るための整備に取り組むとしています。
市によると、親水護岸工事は今年度から実施され、年度内の完成を目指しているといいます。具体的には、石や砂を投入して階段状の地形を造成し、干潟と磯場を形成していくというものです。また、多様な生物が生息する環境づくりのため、学識経験者からの意見を踏まえながら、対策の検討を進めていくとしています。
横浜市では、民間企業と4年半にわたり、山下公園前海域で、鉄鋼スラグ製品を用いた生物の生息環境改善などの共同研究を実施しています。その結果、貝やホヤなどの水をきれいにする生き物が住みつき、多くの魚が集まるなどの成果が確認されています。私は「こうした事例も参考にしていただき、護岸整備については工事発注前に、調査や研究をしていただく」よう強く要望しました。
入江崎水処理センター屋上活用を再要望
入江崎水処理センター西系再構築施設の屋上活用について私はこれまでにも「市民が楽しめる空間」「機能導入」「賑わいの創出に向けた検討」を要請してきました。
市は官民連携事業の実績のある事業者などに、有効活用法についてアンケートやヒヤリング調査を行ってきたことを明かしました。調査では「官民連携事業が望ましい」「スポーツ施設等の導入は可能性がある」といった意見があるといいます。それを踏まえ、市は、同施設が津波避難指定ビルであること、下水処理施設の運転管理に影響を与えないこと、利用者の安全性や地域への貢献等にも配慮し、事業採算性を確保した方策となるよう検討を進めていると述べています。
私は地元周辺の皆さんや近隣企業も期待をしている事業であることを強調。鋭意検討していただくよう要望しました。
引き続き注視してまいります。
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5月3日
4月26日