市政報告 新型コロナワクチン接種最新状況 川崎市議会議員(川崎区)みらい川崎市議団 林としお
新型コロナウイルスワクチン接種が4月12日から高齢者を対象に開始される予定ですが、ワクチンの供給体制が定まっていません。こうした中での最新状況について、3月2日のみらい会派の代表質疑で明らかになりました。
現在、市は高齢者約30万人に対し、接種クーポン券の印刷と発送準備を進めています。市は高齢者分の接種券を、年齢別での発送も視野に入れ、予診票も同封することを明らかにしました。
ワクチン接種の順位について国は【1】医療従事者等【2】高齢者【3】持病(基礎疾患)がある人・高齢者施設などの介護従事者―としています。代表質疑では介護従事者の優先度を国に提言すべき、市独自の判断で優先度を上げることは可能かと質問しました。市は高齢者施設の入所者と同じタイミングで接種できるよう取り組んでいるといいます。
ワクチンの数量は当面、非常に限定的であることから、まず、高齢者施設の入所者を対象に巡回接種を実施。高齢者全員の2回分のワクチンは6月末までに配送完了する見通しが示されたことから、本格的な供給後、可能な限り早期の接種完了を目指しています。
持病のある人と、その後の市民全体への接種のスケジュールについては、来年2月28日までに、希望者全員の接種が完了できるようにするとしています。
接種は巡回のほか、集団と個別で行われます。集団接種会場は教育文化会館と各市民館の計7カ所。他の公共施設や商業施設、学校、大学など短期的な会場の増設にも柔軟に対応していく考えも示されました。接種の目標数は各会場とも1日300人程度です。
ワクチン接種には、アナフィラキシーショックといった副反応以外に、ストレス反応としてISRRの可能性が指摘されています。市は医療従事者に対して研修や説明会などを実施予定。集団接種会場でワクチンを受けた人にISRRの症状が見られた場合、救護室で処置が施されます。接種後の副反応などに対する相談にも応じられるよう24時間体制のコールセンターも設置されます。
|
|
|
|
|
|
5月3日
4月26日