神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2021年9月17日 エリアトップへ

福田市長マニフェスト 「4年間の達成度は?」 大学准教授ら5人が検証

政治

公開:2021年9月17日

  • LINE
  • hatena
牧瀬准教授(右)の質問に答える福田市長
牧瀬准教授(右)の質問に答える福田市長

 福田紀彦川崎市長が4年前に掲げたマニフェスト(選挙公約) の達成状況を評価する検証会が9月12日、川崎市総合自治会館(中原区)で開催された。関東学院大学法学部准教授で自治体政策に詳しい牧瀬稔氏ら5人による検証結果などが示されたほか、議論も交わされた。

 検証されたのは、福田市長がマニフェストに掲げた「10プラス1」の政策に紐づく49施策。全体では245点満点中、212・6点で達成率は86・8%と評価された。

 最高点の政策は、かわさきパラムーブメントで94・7点。特に高く評価されたのは「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」の制定・施行だった。一方、最も低い77点にとどまった政策は「文化力とスポーツ振興」。公共建築物の建設費用の1%程度を芸術、文化振興に充てる「パーセント フォー アート」が未達成との評価だった。

 検証報告を受けた福田市長は「人権条例はエネルギーを費やし、議会との総意の議決にこだわった。ただ、かわさきパラムーブメント政策は、やればやるほど、その奥深さを感じた。高評価を受けた実感がない」と感想を述べた。一方、交差点の渋滞時間の削減政策が81・3点の及第点評価に対して「交差点改良は、低コストでかなり効果を上げている。これこそ評価していただきたい。評価者にうまく伝わっていないかもしれない」と異を唱えた。

 採点の仕方は、行政が施策を実施したか否かで判断する「アウトプット評価」で行われ、牧瀬准教授は「評価結果を改善して次に生かすことが重要だ」と述べた。

 検証会を主催した川崎青年会議所(JC)の新井文人理事長は「検証会を通じて、市民一人ひとりに川崎の政治に興味を持つ機会にしてもらいたい」と話す。検証会は、川崎青年会議所YouTubeチャンネルで動画を配信予定。

川崎JC市長選でアンケート

 川崎JCは10月10日告示、24日投開票予定の川崎市長選挙立候補予定者による公開討論会を10月5日(火)に開催する。現在、立候補予定者への質問テーマを絞るための市民アンケートをウェブ(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfv91_2qx0BcHJNG8s6FO3QQP-5P2VS1wheyye10r_WXzjyPw/viewform)で実施している。

 討論会は無観客での開催となるが、YouTubeでライブ配信する予定。
 

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

川崎区版SDC始動

川崎区版SDC始動

地域課題解決へ

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月19日

かこさんのプレート披露

幸区

かこさんのプレート披露

ゆかりの公園で活動紹介

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

誘客拡大のヒント探る

川崎商議所

誘客拡大のヒント探る

スポーツ、観光事業者が意見交換

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook