市政報告 安全・安心な交通環境の確保に向けて 川崎市議会議員 本間 賢次郎
私は令和4年第3回定例会において、6月28日の本会議にて一般質問を行いましたので、報告致します。今回は「安全・安心な交通環境の確保」をテーマにし、【1】京急川崎駅前における自転車利用マナー向上の取り組みについて、【2】JR川崎駅中央東口における点字ブロックの設置位置について、質問を行いました。
京急川崎駅前では、自転車利用者に対し降車し、手押しでの通行にご協力をお願いしていますが、一部の利用者が未だ守らず、時には歩行者との接触トラブルを起こしています。本来は市民一人ひとりのマナーの問題ですが、啓発活動や路上の整備などがさらに必要と考え、建設緑政局長に対応を質しました。これに対し、「通り抜け防止策としてラバーポールを追加設置し、サイン看板や路面標示の充実などの安全対策を進める」と答弁がありました。
次に、JR川崎駅中央東口での点字ブロックの設置位置については、アゼリア地下街と地上階とを結ぶエスカレーター、中央東口自由通路と改札階とを結ぶエスカレーターのそれぞれの乗降口に視覚障害のある白杖利用者の方に注意を促す点字ブロックが設置されていない箇所が多く、統一した整備の必要性を訴えました。建設緑政局長は、「バリアフリー新法の趣旨に基づき、点字ブロックの設置されていないエスカレーターの乗降口の手前に設置に向けて調整をする。地下街のエスカレーターの乗降口についても、点字ブロックの設置について川崎アゼリアへ要望する」と答弁しました。また、これを契機に点字ブロックの重要性や白杖利用者へのサポートのあり方などの啓発も必要と考え、健康福祉局長に周知・啓発の強化を求めました。
通行マナーやハンデを抱えている方へのサポートは、一人ひとりの真心、心がけが何よりも重要です。一方、誰にとっても安全・安心な交通環境を確保することが行政には求められるため、今回の質問に至りました。今後も、快適な交通環境を作れるよう、取り組みを続けて参ります。
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5月3日
4月26日