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川崎区・幸区版 公開:2023年5月26日 エリアトップへ

川崎駅東口 イベントで賑わい創出 市、実証実験を継続

社会

公開:2023年5月26日

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5月20日に行われたいイベント(KTP PROJECT提供)
5月20日に行われたいイベント(KTP PROJECT提供)

 JR川崎駅東口駅前広場(川崎ルフロン前)で5月20日、駅周辺の恒常的な賑わい創出を目的としたイベントが始まった。川崎市が駅前の課題解決に向け行っている実証実験で、今年度から随時実施事業者を募集し、多様性のあるイベントの開催を目指している。

 昨年度は公募で選ばれた指定事業者が月2回程度、音楽ライブやハンドメードマーケット、大道芸といった催しを1年間にわたって実施。関係者によると、多い時で3千人を超える来場者が訪れたという。こうした中、市には地元商店などから実施したいとの要望が上がったことから、市は期間内なら1回でもイベントが行えるよう緩和するなど募集方法を変更。事業者や催し内容の多様性や活性化を促していく。期間内は、通常必要な場所の許可や費用などを市が免除する形でサポートしていく。

 市は、駅前のごみの散乱や落書き、路上生活者の再定着などの課題を、賑わいを作ることで解消しようと2018年から催しを実施してきた。最初に行った「カワサキよりみちサーカス」では、ダンスパフォーマンスやジャズ演奏、模擬店、ワークショップも開催し、多くの市民が訪れ、イベントを楽しんだ。

 人出が見込まれることで、21年度からは日常的なイベントとして回数を増やそうと月1回以上、通年でできる事業者を公募。NPO法人カワサキミュージックキャストと(株)KTP PROJECTの2事業者が、それぞれ「川崎駅前フェス」「コミュニティフェスタin川崎駅東口駅前広場」と題したイベントで盛り上げてきた。

 5年間の実証実験では「駅前の魅力の向上や新たな価値の想像につながっている」と市担当者は強調する。当初目的としていたゴミや落書きなどは「目にする機会は少なくなったと思うが、まだまだ消えていない」といい、「今年度からは、単発での参加も可能となるので、多くの事業者に応募してほしい」と期待した。

 応募方法はイベントの実施を希望する日の2カ月前までに事前相談が必要。費用は事業者が負担する。市ウェブサイトで募集要項が閲覧できる。

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