市政レポート 大きく動き出す JR南武線連続立体交差事業 令和6年度予算案 用地取得費 33億円を計上 議会運営委員会委員長 大都市税財政制度調査特別委員会委員長自民党 川崎市議会議員(幸区) 野田 まさゆき
令和6年内の都市計画、決定事業認可・事業着手
現在、市議会令和6年第1回定例会が開会しています。令和6年度の予算案を審査する今定例会において、地域の悲願であったJR南武線の連続立体交差事業の用地取得費、約33億円が計上されました。年内の事業認可後に大がかりな用地取得が可能となり、大きく動き出します。
本年2月のまちづくり委員会では、事業の最新状況が報告されました。そこでは、残念ながら令和5年度末を目指した川崎市による都市計画決定が令和6年度に移行となりますが、令和6年内に神奈川県による事業認可を取得、これにより国の補助対象事業となり事業着手(用地取得等に正式に着手)するとしています。その後、令和6年度から9年度に掛け、約40億円の詳細設計も予定され、高架化に必要な用地を令和10年度までに取得、令和15年度に「開かずの踏切解消」、令和20年度に「踏切の除却」を目指します。
概算の事業費
総事業費は約1,387億円、内訳は用地費や工事費等に約1,210億円、新設される東側の自転車歩行者道や矢向鹿島田線等の道路整備等に約177億円。現段階での概算負担額は、令和4年に改訂された今後の財政運営の基本的な考え方を踏まえ算定すると、川崎市約651億円、国約651億円、鉄道事業者約85億円で、実施にあたり今後、関係機関・団体との協議等で決定されます。
矢向〜尻手駅間の事業横浜市に働きかけを!
いよいよ本格的に動き出す本事業、様々な課題を乗り越え、将来に残す本市の重要なインフラ整備として必ずや成し遂げていかなければなりません。今後も、災害時の障害や地域の分断、日ごろからの危険因子等を取り除く重要な役割を果たす本事業を遅れることなく進むよう引き続き求めると共に、残される矢向駅〜尻手駅間の横浜市域の連続立体交差化に向け、横浜市に対して粘り強く要望するよう、川崎市に強く求めてまいります。
野田雅之
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5月17日
5月10日