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さがみはら緑区 人物風土記

公開日:2022.03.03

地元の農家や飲食店と協力し、地域の活性化を図る取り組みに注力している
山口 陽一さん
中央区淵野辺在住 37歳

  • 山口 陽一さん (写真1)

「食」で取り戻す、地元の活気



 ○...地元農家や地域の飲食店と連携し、相模原の魅力を引き出した総菜と食材を詰め合わせ「ごちそうセット」を開発。クラウドファンディングでも多くの支援が寄せられた。「地元の生産者と飲食店が協力すれば地産地消できるし、地場食材やそれを使ったおいしい料理に関心が集まれば素材やお店の価値も上がる」。その連鎖が町に活気を与えると信じる。



 ○...淵野辺出身。父が病に倒れ、経済的な理由で高校を中退、建設業に身を置く。やがて飲食業への憧れから「学ぶなら都内で」と祖師ヶ谷大蔵の祖父母の元へ身を寄せ、居酒屋やバーなどで経験を積んだ。父の老人ホーム入所を機に介護業に数年従事すると、そこで「一生懸命人のために尽くす」介護のホスピタリティにサービス業の根源を見る。その後、友人の誘いで相模原の飲食店立ち上げに参加。その店を基に法人化した「セラム・グループ」の2代目代表に就任した。



 ○...生まれ育った地ながら郷土愛は弱く相模原にはさして魅力を感じていなかったと明かす。だがコロナ禍で街がにぎわいを失い、自身も市内で経営する3店舗のうち2店舗を閉めたことで「地域のつながり」を深く意識するように。相模原復興へ向け、地元の素晴らしい食やコミュニティーの強さを伝えたいという思いが、冒頭の取り組みへと突き動かした。



 ○...セントラルキッチンを備えたテイクアウトメインの「'Loom」を昨年、中央区に開店。地場食材を使った総菜や弁当を飲食店などに提供する。商工会議所や青年工業経営研究会など地域活動でも存在感を示す。「料理でもお祭りでもいいので先々は相模原の名産を作り町をもっと盛り上げたい」。コロナを打ち払い、食を通じて地域の活気を取り戻す。

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