睦合南公民館で3月3日、地域住民を対象に特別講演会「困難を乗り越え強く生きる」が行われた。
この講演会は、東日本大震災を受け、地域の絆を深めてもらい、人と人とのつながりを見つめ直してもらおうと企画された。
この日の講師は大和市出身の濱宮郷詞さん。濱宮さんは高校3年生の時、棒高跳び練習中に事故で落下。脊椎を損傷し車椅子生活を余儀なくされた。その後周囲の人たちの協力で高校を卒業し、就職、結婚。現在は3つ子の父としてサラリーマン生活の傍ら、全国各地で講演活動をしている。
この日は、開演前から定員の100人を超える人が集まった。濱宮さんは、事故で体の自由を失った後、今まで生きてきた困難と、共に歩んできた友人や家族について自身の体験談を紹介した。
濱宮さんは「自分で限界を作らず、諦めないことが大切です。生きている間には苦しいと思うことがあると思いますが、自分に負けないでください。私も前を向いて生きていきます。苦しい時こそ一歩前に進んで」と呼びかけた。
参加した人は、濱宮さんの場を和ませる明るいユーモアな語り口にリラックスした雰囲気で講演を聞いた。事故後のエピソードが紹介されると、真剣な表情で相づちを打ちながら熱心に聞き入り、涙で頬をぬぐう人もいた。
妻田東在住の船津貞子さん(72)は「障がいを乗り越えて努力されてきた姿に感動しました。私も前を向いてしっかり歩んでいきたいと思います」と話した。
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