トピックス KAIT魂 荒野を走る 工科大生が世界最大のソーラーカーレース出場へ
神奈川工科大学(小宮一三学長)の学生有志によるソーラーカーチーム「KAIT WSC Project」。今年10月にオーストラリアで開催される、世界最大のソーラーカーレース「World Solar Challenge(WSC)」に初出場することが決まった。今年は同大学の開学50周年。記念の年に、若き大学生たちが豪州の荒野を駆ける。
もともと同大学では2003年に学生たちによるソーラーカープロジェクトが発足。毎年国内の大会に出場していたが、今回は新たにWSCに向けたチームを創設した。
プロジェクトの主力メンバーは7人。ソーラーカーレースの経験者から初心者まで様々な学生が、連日学内で準備を進めている。
ソーラーカー「KAITスピリッツ」は今年3月から製作をスタート。先輩大学院生の助言を受けつつ、現役学生たちが「何度も工房で朝日を浴びた」努力を重ねて完成させた。
車体は全長4・8m、車幅は1・6mと、通常の車より大きめ。24枚のソーラーパネルを敷き詰め、ドライバー1人が乗車する。車輪は3つ。断熱材などを使い、重さは130kgと軽量化。平均時速は60〜70Kmと、通常の自動車と変わらない。
WSCではオーストラリアの北部・ダーウィンから南部のアデレードまでの3000Kmを、1週間かけて走る。動くのがやっとの運転席で、ドライバーは3、4時間ごとの交代。道路状態によっては部品の異常も出やすい過酷なレースだ。
メンバーのひとり、宮里宗一郎さん(1年)は「今までの最長距離は7月の国内大会での100Km。車体の強化やドライバー探しなど、まだまだ準備が必要」と話す。
車体の調整に加えて、資金集めも課題。学内のコンペに参加し支援金を得たが、地域からも協賛を募っている。
大会の目標は「まずは出場して完走、そして上位入賞」。10月6日のレース初日まであと9カ月。若きものづくりたちの魂が、海を渡って実を結ぶか。
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4月19日