市内寿町の郷土資料館で「髪をゆう〜浮世絵にみる日本の結髪文化〜」と題した収蔵資料展が開かれる。結髪のひな形や髪がたどってきた歴史を市民に見てもらうことで、浮世絵を理解してもらおうと市教育委員会が主催した。
この資料展は、市内在住で元ポーラ文化研究所所長の小松秀雄さんが同館運営協議会委員を務めている縁で初めて行われることになった。江戸時代から急激に発達してバリエーション豊かになった女性の髪型にスポットを当て、現代までの約250年間の女性の美の変遷を浮世絵とともに鑑賞できる。同館所蔵の約600点の浮世絵の中から、歌川広重や喜多川歌麿、歌川豊国などの絵師が描いた美人画約30点を展示する。
今回の目玉は、収蔵浮世絵「花火コレクション」。夕涼みを楽しむ女性の姿により、江戸から明治時代にかけての髪型の推移を垣間見ることができる。
また、ポーラ研究所から髪飾り約20点を借りるほか、林座の「絵本太功記」から人形芝居が流行した時の髪型など、厚木の文化財に即した内容も盛り込む。明治の風俗を記録した『風俗画報』も資料として提示。
同館は「江戸時代の社会や風俗を知るには女性の髪が一番の手がかりとなる。髪は時代を映す鏡で奥が深い。結髪を比較すると浮世絵が理解できる」と話した。
会期は5月12日(日)から6月16日(日)まで。会期中の休館日はなし。時間は、午前9時から午後5時まで。入場無料。問合せは、同館【電話】046・225・2515。
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