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自前でロボット開発へ 産学公連携のプロジェクト始動

経済

公開:2013年5月17日

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総会であいさつする中村会長
総会であいさつする中村会長

 市内の中小企業を中心に産学公が連携して、地域経済の振興や将来の産業界を担う人材を育成する「あつぎものづくりブランドプロジェクト(ATSUMO)」の設立総会が5月8日、厚木商工会議所で開かれた。目玉に等身大の人型ロボットの開発を掲げ、「厚木のものづくり」を全国へPRしていく。

 プロジェクトには商工会議所の会員企業約30社が参加予定。昨年秋に市と商工会議所が主催した交流会をきっかけに、厚木のものづくりをどのように展開していくか議論をしてきた。

 この日の設立総会では、役員の選出が行われ、会長にプロジェクト発起人の一人でもある中村幹夫氏((株)大和ケミカル代表取締役)が就任。今後は企画・産学公連携・ロボット開発・親睦の4つの委員会でプロジェクトを進めていく。

 ロボット開発には約630万円の予算を計上。行政からの補助金に頼らず、会費や銀行からの借入金など「企業の手弁当で行う」。開発担当理事の岡本正行氏((株)MANOI企画代表取締役)によるとロボットは人型で1m70〜80cmくらいを想定。大気汚染物質や放射線などを測定できる機能を持たせたい考えだ。

 基本設計は5月から7月に神奈川工科大学の学生と共同で実施。その後、試作を行い、東京工芸大学の学生が中心となってデザインを考案する。10月以降に会員企業が部品を製作する計画だという。

 中村会長は「市内の企業の技術を結集してメード・イン・厚木のロボットを作りたい。小中学生がロボットに興味を持ってもらえる仕掛けをしたい」と話した。

ATSUMO(あつも)役員8人の顔ぶれ

 5月8日に設立総会を開催した「あつぎものづくりブランドプロジェクト(ATSUMO)」。自前で厚木産のロボット開発に着手する。

 同プロジェクトの役員8人は次の通り。

■会長/中村幹夫氏((株)大和ケミカル代表取締役)、副会長/内田正勝氏((株)内田製作所代表取締役)、理事(企画担当)/川井一光氏((株)厚栄商会代表取締役)、理事(産学公連携担当)/岡田幸勝氏((株)光学技研代表取締役)、理事(ロボット開発担当)/岡本正行氏((株)MANOI企画代表取締役)、理事(親睦担当)/菅井敬氏((株)レヂテックス代表取締役)、監事/八木美樹男氏((株)セルタン代表取締役社長)、監事/植森貴政氏((株)コスモテックス代表取締役)
 

設立総会には多数の経営者が参加した
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