"子育ての味方"を育成 コンシェルジュ制度導入へ
厚木市は幼稚園や保育所などの利用を希望する保護者への新たな支援として、「厚木市子育てコンシェルジュ」の導入を6月10日の市議会6月定例会・一般質問で明らかにした。今年10月の運用開始を目指す。
このサービスの実施は、市の各部長が毎年度の目標を発表する「チャレンジ宣言」の1つとして挙げられていた。2013年度中に70人の養成を掲げている。実現すると現在最多の21人が活動する横浜市の「保育コンシェルジュ」を超える。
目的は、待機児童の解消と子育てサービスの充実。市はこれまで待機児童ゼロを目指して、一定の基準を満たした施設「認定あつぎ保育室」の増設や定員増を実施した。その結果、2010年に47人だった待機数は、4月1日現在で18人に減少した(市保育課調べ)。
受け入れ先の拡大を進める中で同時に課題としてあがったのが、保護者に子育てサービスの内容が十分に伝わっていないこと。市こども育成課は「幼稚園で預かり時間の延長ができることを知らなかったなど、サービス内容を把握していないケースもあった」と話す。そこで窓口以外でも気軽に相談できる環境を整える必要性を感じ、新たな支援の導入を決めた。
コンシェルジュサービスは、子育て支援センターに常駐する拠点型と、個人単位で活動する地域型の2種類を実施予定。子育て支援センター職員のほか、ほっとタイムサポーターなど地域で子育てボランティアを行っている人551人に知らせ、参加者を募った。同課は「普段心のケアをする活動に加え、子育てサービスの情報提供をより身近にできるようになることで、子育ての選択肢が広がる」と期待する。今後、応募者を対象に研修会を開き、育成を図るという。
同制度に関する問合せは市こども育成課【電話】046・225・2262まで。
※コンシェルジュ/フランス語でアパートなどの管理人やホテルで客の要望に応じて観光の手配や案内を行うスタッフを意味する。最近はその1人ひとりに合わせたきめ細かい対応が注目を集め、駅や百貨店などでもその言葉が使われている。
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4月19日