カナダで行われたソフトボールの世界女子ジュニア選手権大会で、宗方貞徳ヘッドコーチ(厚木商業高校監督)率いるU19(19歳以下)日本代表が3大会ぶりの優勝を果たし、世界一に輝いた。
「紙一重の戦い。短期間で作ったチームでよく勝ってくれた」と宗方ヘッドコーチ。8カ国で争う予選リーグは7戦全勝で首位通過。上位チームによる決勝トーナメントでは、エース投手を温存した準決勝でアメリカに「あわやノーヒットノーラン」の0対4で完敗。
しかし、敗者復活の3位決定戦でオーストラリアにコールド勝ちし、アメリカとの再戦となった決勝では4対0で勝利(6回降雨コールド)。北京五輪の日本チームの「再現」とも言うべきシナリオで、再び女王の座についた。
最年少山口さんも出場
日本代表には宗方ヘッドコーチのほか、厚木商業3年の山口唯さんもチーム最年少でメンバー入り。予選リーグのボツワナ戦、シンガポール戦、決勝トーナメント初戦のニュージーランド戦の3試合に出場した。
そのうち、ボツワナとシンガポールの試合では2塁打を記録。山口さんは「国際試合での長打は自信になりました」と笑顔で話した。
優勝の喜びの一方で、今月末には高校のインターハイが控える。「宗方監督からも気持ちを切り替えろと言われました。日本一になって、IH3連覇を達成したいです」と、次なる目標に向けて意欲を見せた。
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