障害者がオリジナル作品を発表し社会の一員として文化的、福祉的な役割を果たす集団「グループ完」(石原生美夫(きみお)代表)が活動30周年を迎えた。事務局長を22年間務める旭町在住の松田美八重さんに話を聞いた。
1984年、故石山完さんが当時のニチイ海老名店(現イオン海老名店)文化ホールで「第一回障害者の絵画展」を出展者8人で開催したのが始まり。「障害を言い訳にしない作品本位で評価される絵画展」を目指してきた。「石山完とその仲間たち」の名称で毎年開催してきたが、91年石山さんの急逝にともない、遺志を受け継ぎ9回展から現在のグループ名に改名した。
松田さんは、「同窓会みたいになるので毎年楽しみにしています」と笑顔を見せる。その一方で、思うように絵が描けない日もあり″生みの苦しみ”を味わうことも数知れず。それでもグループの礎を築いた石山さんに報いるために、年によって出展者の増減はあるものの、13回展の12月には、市福祉センターの「障害者の日」のイベントで絵画展を開いてきた。
会員は四肢まひ、脳性まひなど、全員重度の障害があり、ボランティアや家族が支える。会員の多くは県内各地の施設や病院で制作活動を行い、一堂に会する機会はほとんどないが、発表できる場がなによりの刺激になっているという。
9月18日(水)から23日(祝)まで30周年を記念した「輝く生命の絵画展」が海老名市民ギャラリーで開かれる。会期中は、16人の会員が水彩画や油絵など約70点を展示する。午前10時から午後6時(最終日は同3時)。入場無料。問合せは事務局【電話】046・229・2805。
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