患者への摂食訓練を体験した
東名厚木病院（杉山茂樹院長）で10月17日、ベトナム人医師らによる医療研修が実施された。
この研修は、国際看護交流協会が国際協力機構（ＪＩＣＡ）から委託を受けて行われたもの。食べ物を口から食べられない摂食嚥下（えんげ）障害患者の訓練をテーマにした研修に、この分野で進んだノウハウを持つ同院が選ばれた。
この日はベトナムで病院長や看護師長などを務めている８人が参加。脳外科や内科などの病棟を回り、摂食訓練の様子を見学したほか、山下巌同院副院長らによる講義が行われた。
院内見学では、持参したカメラで訓練の様子を熱心に撮影する参加者も。また、誤飲防止の工夫などを医師が説明すると、絵を交えながらノートに書き留めていた。研修団のひとり、グエン・ルオン・バウさんは「日本医療の知識・経験を学んで、高齢化が進むベトナムでの医療に何らかの形で貢献したい」と話した。
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