厚木警察署管内で昨年2013年に発生した「振り込め詐欺」の被害総額が約1億700万円に達したことが分かった。これは12年(約2700万円)のおよそ4倍にあたる。
厚木警察署によると、昨年は首都圏を中心に振り込め詐欺が増加。厚木警察署管内(厚木市・愛川町・清川村)で33件が発生した。発生件数と総額ともに過去5年間で最多だった。このうち厚木市内での被害は30件で被害総額は約8500万円に及ぶ。特に10月頃から被害が急増したという。
同警察署によると、被害にあったのはほとんどが65歳以上の高齢者。息子を騙って金銭を要求する「オレオレ詐欺」が大半を占め、1440万円をだまし取られたケースもあったという。「事前に携帯電話の番号が変わったことを連絡し、後日金銭を要求するなど悪質なケースが目立つ」と同署は話す。
具体的には「小切手が入ったカバンを忘れた」「株で損をして、会社のお金を使いこんでしまった」など仕事に関するトラブルを想定するケースがほとんど。最近は金融機関の対策が強化されたため、ATMに振り込むのではなく、第三者が直接現金を受け取りにくる場合もあるという。
振り込め詐欺対策として同署は金融機関と連携し、まとまった金額を引き落とす際に警察官が現場にかけつけて確認をとるなどしているものの、直接手渡しなどすべてを防ぎきれないのが現状。「近所の人に偶然会い、話を聞いてもらって詐欺だと分かった事例もあった。まずは冷静になって誰かに相談を。またお金を用意する前に、本人や兄弟へ連絡を取って欲しい」と呼びかけている。
振り込め詐欺に関する相談は厚木警察署生活安全第一課・防犯係で受け付けている。
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>