強い気持ちが勝利の鍵
県立厚木北高等学校柔道部（部員数13人）の金子茉樹さん（２年）が、３月20日（木）に日本武道館で行われる全国高等学校柔道選手権大会に初めて出場する。
金子さんは、無差別級にエントリー。１月に行われた県予選をすべて一本勝ちで優勝し、全国への切符を手にした。「全国が決まったことよりも嬉しかった」という決勝では、１度も勝ったことがなかったライバルの岡田彩加さん（横須賀学院）と対戦。苦手意識を持っていた相手に対して、練習を重ねてきた正しい姿勢で終始攻めの気持ちを保ち、勝利を収めた。
顧問の杉崎勝之教諭（59）は「無差別級の中でも技のキレで勝負できるタイプ」と評価。「全国でどこまで通用するか試してもらいたい」と期待を寄せる。
金子さんは「試合前の緊張をほぐしてくれる部員の後押しが精神的な支え。前に出れば勝てるので、初戦から自分の柔道を貫きたい」と話した。目標は、国際大会で優勝経験がある朝比奈沙羅さん（東京）と対戦できるベスト８まで進み、来年のインターハイに向けた良い経験を得ること。
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