七沢地区を活性化しようと昨年8月にスタートした「日曜なんでも市」が一周年を迎えた。市には市内外の人が多く訪れるなど順調な滑り出しを見せている。同地区で収穫された季節の農産物や木工品の販売が好調だ。
この取り組みは、2011年から地域社会づくりに取り組んでいる「NPO法人里山ネット・あつぎ」(井一信義理事長)が地元住民、観光客に喜んでもらえる市にしようと始めたもの。豊富な農地を有効活用した同地区で収穫されたばかりの農産物を販売している。
出店にあたっては、七沢にゆかりがある人に限定しているが、同地区以外からの出店希望の問合せも増えており、徐々に市内に浸透してきている。店側からは、野菜の調理の仕方を教えてもらえるなど、直に話ができ生産者の顔が見えることも好調の要因だ。
店舗数は一年で倍に
市は、毎週日曜日の午前9時から午後3時まで、黄金井酒造・さがみビール園セルバジーナ前の駐車場で開かれている。多い時で100人、少ない時でも50人以上の客足があるという。現在は、地元産の野菜や彫刻など13店舗に増え、常時7〜9店舗が軒を並べている。店舗数はスタート時の倍に増えた。
目玉は、昨年11月から売り出した七沢清流棚田産の米。米を目当てにリピーターが多く訪れている。また、カボス、サツマイモ、ブルーベリーなども人気。平均75歳の会員が檜で作った500円から1500円の木工は観光客がまとめ買いをするほどの売れ筋商品だ。
1周年を迎えた8月3日に市を訪れた七沢在住の前場まゆみさんは「ゴーヤやオクラを買いました。新鮮な無農薬有機野菜が安く買えますので、ほぼ毎週来ています」と笑顔で話した。
「道の駅」構想も
今秋には子どもを対象にした木工体験教室の開催も予定している。「里山ネット・あつぎ」理事の平川克己さんは、「日曜市はまだまだ成功への途中段階。地元の人にもっと足を運んで欲しい」と呼びかける。
出店者側は、「集客がさらにアップすれば商品も増やすことができる。夢未市にはない商品も置いてあるので独自性はある」と今後の展開に期待を寄せる。
将来的には「道の駅」をめざし次世代を担う若い世代が七沢に帰ってきてもらうことも視野に入れている。2年目の挑戦が始まった。
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