関校長（中央左）と本部役員
厚木市立三田小学校（関幸男校長・児童数８２２人）のＰＴＡがこのほど、優良ＰＴＡ文部科学大臣表彰を受けた。同ＰＴＡの受賞は１９９９年以来、２回目。県内では全国最多の８団体が受賞した。
この表彰は、児童の健全な育成と保護者の学びの場の役割を担い、地域・学校との活動の中で優れた実績を残すＰＴＡ団体を表彰するもの。同ＰＴＡ（後藤義和会長）は、「花いっぱい活動」や「学校ピカピカ大作戦」といった学校環境を整える活動や、地域パトロール、交通安全教室を開くなど積極的な防犯活動を行い、学校・地域の自治会と強く結びついた活動を評価された。
同ＰＴＡのキャッチコピーは「はばたく子どもたちの未来のために」。教職員と保護者のチームワークが良く、ＰＴＡ本部も組織としてまとまっているのが特徴。
後藤会長はじめ本部役員は「今の環境が当たり前すぎて、今回の表彰に実感がない」と口を揃える。ＰＴＡ活動に関わった人々が、長い年月深めてきた絆の強さが地域全体に浸透している証拠とも言える。
後藤会長は「積み重ねられてきたことを保っていきたい。主役の子どもが安心できる暮らし、楽しめる行事を大切にしています」と真摯に子どもと向き合う。
同ＰＴＡの活動には、地域の後押しも大きな力になっている。睦合北地区自治会連絡協議会会長の大澤雄次さん（71）もその一人で、毎朝通学路に立ち、児童を気にかけながらあいさつを交わす。「小学生だった子が就職の報告に来てくれることもある。子どもは将来の宝。成長を見れるのは嬉しいね」と頬を緩めた。
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