県教育委員会が部活動で優れた取り組みをした団体や個人をたたえる2014年度「かながわ部活ドリーム大賞」に厚木北高校(額田豊一校長・生徒数819人)が初めてグランプリに選ばれた。県庁で2月7日に行われた表彰式では、同校を代表して生徒会長の高原優さん(2年)が表彰状を受け取った。
同校はジュニアをのぞく、全12部門のうち5部門で受賞。チャレンジ賞、スポーツ賞、メンバーシップ賞(サッカー部野島侑さん・3年)、マネージャー賞(サッカー部三島優さん・3年)。また、部活動の振興に貢献した保護者などのサポーター賞には旭町で飲食店「西津軽」を経営し野球部を約20年間支援してきた菊地忠治さん(71歳/硬式野球部)と、消防士で今年度から吹奏楽部父母会を発足し、部の活動を支えてきた鈴木孝文さん(50歳/吹奏楽部)の2人が選ばれた。
この賞は、県立高校の運動部入部率50%、文化部同33%の目標値を設定し、部活動への参加促進、競技・表現力の向上と、地域との連携に取り組み、部活動の活性化を図る「かながわ部活ドリームプラン21 version2」の趣旨に基づき実施されるもの。07年度に創設され、今年度で8回目。今回は、県内の公私立中高から131件の推薦があり、36団体・23人が受賞した。
高い部活動入部率
同校の部活動加入率は約75%と高い。運動部を盛り上げようと1996年にスポーツ科学コースを発足させ力を入れてきた。今年度は、弓道部、ゴルフ部、柔道部、サッカー部など複数の部が県や全国で活躍し、大きな成果を残した。
文化部の取り組みにも評価
また、吹奏楽部では10年度は3人だった部員が17人に増え演奏会を開くなど、運動部だけでなく文化部も着実に成長してきていることが評価につながった。同校は11年度に準グランプリに選ばれている。
同校サッカー部監督の中村元彦総括教諭は「多くの先生、生徒たちが頑張り、今までの積み重ねで頂けた賞」と話した。茶道部に所属している高原さんは「運動部がメインになってグランプリを獲得できました。運動部の頑張りに続くため私たちも取り組んでいきたい」と笑顔を見せた。
今後は、文化部での女子生徒の入部率を上げ、入りやすい部活の設置や委員会活動の充実を図り、授業以外で活動できる場を整えていくなど、部活動に一層力を入れていくという。
県教育委員会によれば、14年度の県内公立高校の部活動入部率は、運動部が44・9%、文化部が28・3%。
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