プレミアム付き商品券の仕組み
厚木市内の消費を喚起しようと、厚木商工会議所（石川範義会頭）が事業主体となり、今年９月にプレミアム付き商品券を発行することがこのほど分かった。割増率は20％で、発行総額は６億円に上る。７月１日から予約販売の申し込みを開始する。
プレミアム商品券の発行は、厚木市からの委託事業。一般社団法人厚木市商店会連合会が協力する。昨年末に閣議決定された緊急経済対策で、消費税引き上げに伴う消費支出の低迷に対して消費の拡大と、地域経済の活性化がねらい。
同会議所によるプレミアム商品券の発行は、２００９年度に２回行われている。このときの割増率は10％だった。
商品券の割増率は自治体によって異なり、厚木市は今回20％に設定。市内在住者に限り、１冊１万２千円分の商品券綴りを１万円で販売する。発行総数は５万冊（発行総額６億円分）。同会議所によると、国からの交付金１億２５００万円のうち、１億円を20％のプレミアム分に充当する。
１冊の内訳は小規模店・大型店で利用できる共通券９０００円分と、小規模店舗限定券３０００円分。利用期間は９月１日から今年12月31日まで。１人３冊まで、18歳未満が３人以上いる多子世帯は１人５冊まで購入できる。
販売はハガキによる予約制で、申し込み多数の場合は抽選。７月１日から25日まで申し込みを受け付ける予定。
取扱店も募集中
同会議所では現在、商品券の取扱店を募集している。市内に店舗などがある事業所が対象で、小売業・飲食業・サービス業など。参加店登録申込書に必要事項を記入し、同会議所へＦＡＸで提出する。登録費用は無料で、換金の手数料もかからない。
同会議所経営支援課の江藤陽亮さんは「前回は約１４００店舗が取扱店として参加して頂きました。魅力のある商品券にするために、今回もたくさんの店舗に参加して頂けたら。商品券の発行を通して、地域経済の活性化につなげていきたい」などと話した。
プレミアム商品券に関する問い合わせは、同会議所【電話】０４６・２２１・２１５３へ。
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