2月は「全国生活習慣病予防月間」。生活習慣病とは、運動や食事、ストレス、喫煙、飲酒といった毎日の暮らし方が発症や進行に深く関わる病気の総称で、脳梗塞や高血圧、糖尿病、心筋梗塞、メタボリックシンドロームなどがある。
一般社団法人日本生活習慣病予防協会が定める2016年の予防月間のテーマは「多接を楽しみ笑って健康長寿」。「多接」とは、家族の団らんや職場、趣味などで多く人との交流を通して、生きる活力に繋げようというもの。生活習慣病を防ぐには人や物、事と活動的に接し、身体に加え、心も健全に保つことが推奨されている。
予防と早期発見
厚木市健康づくり課の管理栄養士・落合久美子さんは、「適正体重を維持することが大切です。3回の食事を生活リズムの中にしっかりと取り入れ、主食・主菜・副菜をバランス良くとってもらえたら」と話す。市によると、日本人の三大死因のうちの心臓病や脳卒中は、動脈硬化が主な要因。その一つにメタボリックシンドロームが大きく関わっており、自覚症状なく重症化するケースがあるという。
同課保健師の村井麻衣子さんは、早期発見のために健診の重要性を訴える。「健診を定期的に受け、見た目だけではない自分の健康状態を知るようにしましょう」と注意を呼びかける。
また、成人のイメージが強い生活習慣病だが、子どものうちから不規則な生活を繰り返すことで発症する可能性があるという。「親がしっかりと管理してあげてほしい」と村井保健師は話す。
まちの保健室
厚木市では、保健センターの他に管理栄養士や保健師に相談できる場として、今年度は玉川・荻野・依知南・相川公民館など行っている「まちの保健室」や、シティプラザやアミューあつぎ8階「もみじの手」で実施する「まちの移動保健室」を開室している。ここでは血圧測定や食事相談などを受けることができる。
人間ドックや健康相談の活用を
市では、市民を対象にさまざまな助成制度や事業が行われている。人間ドックの助成制度は、市の国民健康保険に加入している満20歳から74歳が対象。20歳から39歳までが2万5千円、40歳から74歳までが2万円を限度に助成を受けることができる。年度ごとに実施。また、保健師や管理栄養士、健康運動指導士による健康相談(ヘルスアップ相談)も無料で可能。予約制で、毎月2回から4回ほど設けられている。
各問合せは次の通り。
◦人間ドック/市国保年金課【電話】046・225・2120
◦まちの移動保健室、ヘルスアップ相談/市健康づくり課【電話】046・225・2201
◦まちの保健室/市健康医療課【電話】046・225・2174
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